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その日の2時、テリー達が女の子を連れてやってきました。
テリー「まずは自己紹介から。
ボクはテリー」
ブッチ「ボクはブッチ、よろしくね」
チィのすけ「チィのすけです」
女の子「私はシッポ、」
シッポちゃんの尻尾には黄色いリボンが結ばれていた。
女の子「私はモモでーす。よろしく」
モモちゃんはチィのすけ達にウインクしてみせた。
………………………………
モモ「ほらほらぁ、自己紹介!」
その女の子はおずおずとくちをひらいた。
「あ、の…、ミミ子です」
ミミ子ちゃんはうつむいた。
ブッチ「ミミ子ちやんって変わってるねー、毛が長いやー、チィのすけと一緒だね!」
ミミ子ちゃんはますますうつむいて泣きそうな顔をしていた。
チィのすけ「そうだ!おやつがあったんだ!」
チィのすけは皆にハムスター用おやつをふるまった。
皆「おいしいねー、ハムスターって毎日こんなに沢山、おいしいものが食べられるの?!」
チィのすけ「今日は特別だよ、お姉ちゃんが用意してくれたんだ。」
浮かない顔をしているミミ子ちゃんにチィのすけは言った。
チィのすけ「ミミ子ちゃん、これおいしいよ、クッキーって言うんだ」
ミミ子ちゃんはひとくちかじって小さな声で「おいしい…」
と言った。
モモちゃんが「ねぇねぇ、回し車で遊んでもいい?」と言った。
チィのすけ「もちろん」
合コンはなかなか盛り上がった。
明け方、テリー「そろそろお開きだな。
チィのすけ、おやつありがとう。旨かったよ、またな」
チィのすけ「うん」
「じゃあまたねー」とご自慢の黄色いリボンをヒラヒラさせながらシッポちゃんが言った。
「じゃあね!」とモモちゃんが投げキスをし、その後ろをミミ子ちゃんがお辞儀をして帰っていった。
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