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とうとう無音に耐えられなくなったミャーが話を切り出した。
「というか何で集まったにゃ……。
ミャーは忙しい所をあの青い四角いのにラチられて来たんだニャ。
用がないならないなら帰るにゃ」
するとパトが口を開いてミャーを止めた。
「今日はSAME王子のお城で大切なお茶会があるんだワン。
だから門様に頼んで連れて来てもらったワン。
今日だけはお前とは“きゅうせんきょうてい”を結んでやるんだワン」
「フン、何か食べ物くれるってんなら大人しくしててやってても良いにゃ」
そこまで話したところでずっと黙っていたカイサルが話に入って来た。
「おちゃかい、とは何でござるか?」
「酒井のことを丁寧に言った言葉なんじゃないの?」
ジンニンを食べていたゆりこがボソッと言った。
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