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〈與side〉
俺達は完全に入学式を忘れていた。
入学早々から問題児やん!
與「千晃と宇野ちゃんでええやろ?」
千「うんっ!」
千晃はやっぱりかわええわ…。
コンコン…。
恐れ恐れに職員室の扉を叩くと声がした。
男「おーっ!待ってたぞ。」
背の高い男の先生が俺達の前に立ちはだかった。
男「お前ら入学式サボったな?」
怒られると思い俺達は同時に謝った。
「「「「「ごめんなさい!」」」」」
男「まぁ、いいよいいよ!俺も寝てたし。」
先生意地悪そうな顔で笑った。
男「俺は浦田直也。お前らの担任だ。よろしくな!」
よかった…。
馴染めやすい先生で
浦「はい。罰ゲーム!」
俺達の手の上にプリントが置かれた。
「「「「「え?」」」」」
浦「それ終わったら帰っていいよー!」
「「「「「えーっ!?!?」」」」」
浦「文句言わない!」
確かに、サボった俺達が歯向かえるはずがなく、結局プリントをやることになってしまった。
窓の外では曇り空が広がっていた。
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