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〈西島side〉
傘をさしてスーパーへ行くと暗い道にさしかかった。
西「暗いな…。」
與「ここしか道ないやろ?」
確かに真司郎の言うとおり。
スーパーへ行くのはこの道しかない。
千「街灯つけないのかな…。」
宇「確かに。お化け屋敷より怖い…。」
宇野ちゃんがさっきよりよわよわしく言った。
與「俺が先見てくるわ。」
真司郎が先に言ってしまった。
千「えっ?」
千晃は意識しないで少し前に歩いた。
宇「きゃっ!」
そのせいで宇野ちゃんに雨が滴る。
すかさず傘を宇野ちゃんに向ける。
上を向いた宇野ちゃんに
西「濡れるでしょ?」
宇「あ、ありがと…。///」
なんだよ…。
顔赤くしちゃって…。
期待しちゃうじゃん…。
千「ごめん!実彩子ー!!!」
千晃が慌てて走ってきた。
宇「ううん。大丈夫。」
與「この先明るかったわ!」
真司郎が戻ってきてすぐにこの道を抜ける。
今は俺と宇野ちゃんで相合い傘。
肩がたまに触れてドキドキする…。
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