第1章

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〈西島side〉 傘をさしてスーパーへ行くと暗い道にさしかかった。 西「暗いな…。」 與「ここしか道ないやろ?」 確かに真司郎の言うとおり。 スーパーへ行くのはこの道しかない。 千「街灯つけないのかな…。」 宇「確かに。お化け屋敷より怖い…。」 宇野ちゃんがさっきよりよわよわしく言った。 與「俺が先見てくるわ。」 真司郎が先に言ってしまった。 千「えっ?」 千晃は意識しないで少し前に歩いた。 宇「きゃっ!」 そのせいで宇野ちゃんに雨が滴る。 すかさず傘を宇野ちゃんに向ける。 上を向いた宇野ちゃんに 西「濡れるでしょ?」 宇「あ、ありがと…。///」 なんだよ…。 顔赤くしちゃって…。 期待しちゃうじゃん…。 千「ごめん!実彩子ー!!!」 千晃が慌てて走ってきた。 宇「ううん。大丈夫。」 與「この先明るかったわ!」 真司郎が戻ってきてすぐにこの道を抜ける。 今は俺と宇野ちゃんで相合い傘。 肩がたまに触れてドキドキする…。
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