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〈宇野side〉
西島君が傘を差し出してくれたとき凄く嬉しかった。
やっぱり、空を思い出す…。
あたしの人生を狂わせた人だったけど、優しかったよね…。
はぁ…。
思い出して涙出そう…。
宇「ごめん。ちょっとお手洗い行ってくる。」
みんなが気を付けてー。って言ってお肉売場にむかった。
下を向きながら歩いてお手洗いへ向かった。
女子トイレに入って鏡の前に立つ。
ここに何しに来たんだろと今更ながら考える。
体の向きを変えてドアに体を向けるとドアを手にかけた。
開けたとたんに男の人が目の前にいた。
考える暇もなく、肩を押され個室にとじこまれた。
男「待ってて正解。」
ニヤリと笑うとあたしの髪の毛を触ってきた。
宇「い、いや…。」
あたしは男のあそこを蹴ると男は蹲り自由に動ける態勢になり、トイレから離れる。
その途中で誰かにぶつかった。
顔を上げると西島君がいた。
西「う、宇野ちゃん?なんで泣いてるの?」
あたしは思わず顔を隠すと頬に手があたった。
その手は温かくて余計に涙が出てきた。
そのとたんに西島君に抱き締められた。
宇「え…。」
西「女の子が泣いていてほっとけるはずないだろ。」
宇「///」
顔が熱い…。
心臓が痛い…。
なんか、変な気持ち。
宇「こ、怖かったの…。」
なにかを察したらしく西島君は腕を緩めて頭に手を乗せて顔を見ながら言ってくれた。
西「宇野ちゃんのこと俺がちゃんと守るから。だから、俺を信じてよ。」
真剣な目に思わず頷いた。
でも、この人なら信じられるって心から思えた。
その後に千晃達合流した。
レジをしている時に千晃に耳打ちされた。
千「にっしーとなんかあった?後で、教えてよ?」
宇「うん(笑)」
千「私の話も聞いてね!」
やっぱり、千晃は信頼感が大きい親友。
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