第1章

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〈西島side〉 制服の襟を治していると下から声がした。 西マ「たかー!日高君と與君来てるよー!」 相変わらず声が大きい…。 そんなのを余所に階段を下りたらすぐ玄関なため、すぐに2人の姿は見えた。 日「おはよ。にっしま!」 朝から元気なのは日高光啓。 おちゃらけて見えるけど成績は結構いい方。 與「はよ。いくで」 関西弁で日高とは対照的に冷たい態度なのは與真司郎。 親が関西出身のため、関西弁が抜けないらしい。 日「早く行こ!可愛い女の子取られちゃう。」 そんな、日高にため息がでる。 なぜ、頭が良いか理解しがたい。 今日は入学式。 俺達の心の目標は彼女作る! まぁ、理想が、高過ぎかな…? 真司郎は中学時代は告白が途切れなかった。 しかし、告白を受けたことは1回もなかった。 女の子は苦手らしい…。 日高は女の子に凄く優しく好かれすい。 日「同じクラスがいいなっ」 登校中に日高がポツリと言った。 與「どーでもいいわ。」 真司郎は冷たくいい放った。 西「なにー?真司郎くーん!照れちゃっ「そんなわけないやろ!」 真司郎は真顔で俺を叩いた。 日「同じクラス!よろしくな!」 学校に着き、すぐにクラス表を見ると3人とも同じクラスだった。 さっそく記念写真! 女々しいけどこれが毎年の決まりだから。
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