第1章

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〈西島side〉 うぉ…。 すげぇ…。 初めて生で見た。 與「凄いなぁ…。」 真司郎は呑気にそんなことを言っている。 日高は唖然状態だ。 西「可愛い…。」 日「ん?」 凄い、格好いい…。 友達の為に皆の前であんなことが出来るあの子に心の底から憧れた。 西「やばい…。」 日「なにが?」 西「好き…かも。」 日「ブーッ!」 飲んでいた水筒のお茶を吹いた。 與「うわ!汚なっ」 日「いやいや!にっしまが…。」 與「別にええやろ。俺も同じやで?」 真司郎は机をトントンとした。 西日「はぁぁぁ!?」 與「あの、伊藤千晃気になるわぁ…。」 真司郎は口元に手を添えてニヤリと笑った。 與「追いかけるわ!あの子達。」 真司郎は教室から出ていった。 日「じゃー。おーれも!」 日高も勢いよく椅子から飛び上がり真司郎を追っかけた。 西「おいっ!入学式どーすんだよ!」 俺はどうしようもなくて2人を追いかけた。
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