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何日か経ってから、桜からお誘いがあった。
桜の彼氏の桂木恵さんは有名な写真家さん。
その方の個展があるので見に来ないか、とのことだった。
桜と共に個展を回り、恵さんに挨拶する。
『はじめまして、神田澄香です。』
『はじめまして、桂木恵です。桜と親友なんだってね?よく、ずっと一緒にいられるね?こいつ気が強いでしょ?』
桜は恵さんをぶすったれた顔で見ていたけど、とっても幸せそうな顔をしていた。
『おい!こっち!』
突然恵さんが叫んだ。
そこから、走り寄って来る人に目を向けて、私は驚いた。
きっと間抜けな顔をしていたに違いない。
『…あれ?お花屋さん?』
その人は言った。
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