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『あれ?知り合いなの?こちらが、今日の個展のスポンサーしてくれた、出版社の社長さん。
で、俺の同級生の柳井。』
『柳井正人です。いつもどうも。』
『社長さんだったんですね。』
『そんなにすごいもんじゃないよ。会社を作れば誰でも社長。』
おどけて笑って見せた表情が新鮮だった。
『それにしても、お花屋さんはどうしてここに??』
『桂木さんの彼女が、私の親友なんです。
あっ、花屋の神田澄香です。』
柳井さんがにっこりと微笑んだ。
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