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友香里と駅前のコーヒーショップで待ち合わせ。
彼女の行きつけの店に行った。
そこが『蜃気楼』だった。
二人は並んでスツールに座った。
「渋いでしょ、この店」
「そうね」
友香里の言葉に頷いた。
「マスターと仲良くなると、楽しいわよ」
友香里がこぼれそうな笑顔で口にした。
「ふぅーん、そうなんだ」
確かに友香里とマスターは仲良く話している。
亜紀は頷いて、そして。
「話しが上手ってこと?」
「それもあるけど・・・」
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