第一話 蜃気楼

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友香里と駅前のコーヒーショップで待ち合わせ。 彼女の行きつけの店に行った。 そこが『蜃気楼』だった。 二人は並んでスツールに座った。 「渋いでしょ、この店」 「そうね」 友香里の言葉に頷いた。 「マスターと仲良くなると、楽しいわよ」 友香里がこぼれそうな笑顔で口にした。 「ふぅーん、そうなんだ」 確かに友香里とマスターは仲良く話している。 亜紀は頷いて、そして。 「話しが上手ってこと?」 「それもあるけど・・・」
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