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ある日、
同級生の田中がやってる居酒屋に、
仕事終わりにふらっと飲みに行った時…
「おう光男！お前、
ええとこ来たやん！ここ座れここ！」
といって、
座らされたカウンターの並びには、
田中の彼女と何とも可愛（かい）らしい子が2人食事をしていた。
「由美ちゃん、
これがさっき言うてた町工場の副社長の光男！」
「田中やめろや！
吹けば飛ぶようなカツラやのうて会社の副社長って、
何の自慢もならへんで。」
実際おとんと2人でやってる工場で、
副社長が一番の下っ端。
「えっ？そうなん？」
「そやでぇ…親父と2人やし…」
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