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っていう由美ちゃんの目線は俺の額にある。
「そうやなくて、
カツラなん?」
「そうそうそう。
見てみるか?」
「うん。」
って乗っかって見たものの…
「じゃあ引っ張って?」
といって頭を差し出す。
出会って2分で、
髪の毛を引っ張ってるって、
これはいったいなんやねん。
と、心で思いながら、
差し出した頭の底面にある俺の顔は、
この不可解な状況ににやけている。
くいっくいっと引っ張りながら…
「あれぇ?取れへん…」
といっている由美ちゃんに、
横で見ていた田中の彼女の夢ちゃんが…
「せえので思いっきり引っ張ろか?」と、参戦。
「せえーっ「待って!」のっ!」
「あっ?」
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