河内のペルセウス

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うちに帰って、 シャンプーをすると、 ピリリと滲みる脳天とは裏腹に、 俺の顔はにやけていた。 帰り際、 「言うとくけど、 あんたがしょうもない嘘ついて騙すから悪いんやで!」 「はいはい。 じゃあ、今度お詫び田中のクソまずい飯ご馳走(ごっそぉ)するわ!」 「ええ… 田中飯よりええとこないの?」 「おいお前ら!」 今度は俺たち2人が田中を反撃しながら、次回の約束をした。 正味の話[正直言って]、 ノリのいい子、 生意気な女の子は嫌いじゃない。 初めこそ、 単純に騙されやすい子かと思っていたけど、 ノリが良くて楽しい子だと今日一日で思った。
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