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「瑠華ぁぁぁぁ!?ウチは辛い物はあれ程…って、アレ?辛くない?」
「ハイハイ…まずはその右手のカを抜いて欲しいなぁ…って(苦笑)」
瑠華の右手には由良の右手が握られていた。
…が、それは僅かに震えている。
「いい右パンチなんだけどねぇ~♪ご飯…冷めちゃうよ?」
顔を食卓へと向けながら由良へ訊く。
そこには、夕飯の準備が終わったようで沙耶が不安そうに2人を眺めていた。
沙耶の視線に気付いた由良は、
恥ずかしそうに右手を戻し沙耶の隣に座る。
沙耶の合図で少し遅めの夕飯が始まった。
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