第7章

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私が返事をしたらヒットした人はスタート位置に戻って、またゲームに復帰出来るらしい。 リプレイという事だ。 列になっている畑の真ん中にフラッグがあって、それを取り合うというゲームらしい。 なので私が座る机の上には、本と書評の用紙と、チーム別に名前が書かれてあるサバゲー部の紙がある。 そして筆箱と、蜂蜜入りのジュースだ。  金城君……っと。 しっかしサバゲー部の人達って体力すっごいなー……スタート位置って小森の中なのに、行ったり来たりしてるし。 「蝶野、あと何分?」  畑で草取りをしていた立花君が声を掛けてきた。 ストップウォッチも机にあって、ゲーム時間は残り。 「二分と二十秒くらい」  よし、と立花君は立ち上がると、伸びーっ、と背伸びをし、こちらに歩いてくる。
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