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レモネード
「....!おい!!起きろっ」
......。
なんか、騒がしい。
「...美桜?」
目が覚めて起きあがると、目の前に俺そっくりな顔がいた。
「しっかりしろ。わかるか?」
「...んー...?俺!?」
「誰がおまえだ。」
俺は周りを見渡した。
低い天井。
木造の壁。
窓からは走る路面電車。
.......おかしくね?
「ここ、どこ?」
平成とはかけ離れた目の前の景色。
全てが異色な世界。
「それは俺が風間誓と知っての質問か?」
「お前何言ってんの?」
目の前の俺...にそっくりな風間誓とか言う奴は、どうみても軍服を着ていた。
コスプレか笑
「お前は今、風間家子爵・風間誓に何と言った」
「え?お前何言ってんの?って」
真面目な顔した風間は近くにあった日本刀を抜いて、俺の首に当てた。
冷たい。
「無礼者、恥を知れ。」
「ちょー!ちょい落ち着こう、落ち着いてください!」
ヤバい、このままじゃ殺される。
まだ美桜を見つけてないのに...。
「なんだ貴様。潔く切られろ」
「俺、女の子探してんだ。そいつ見つけなきゃ俺は死ねない。」
「女?お前以外いなかったぞ。」
マジかよ...。
そもそも美桜も同じこの時代にいるのかも分からない。
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