レモネード

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「貴様、名は何という」 「俺は森島茜。あんたは―...」 「さっきも言っただろう 、風間誓だ」 「誓ね。」 「呼び捨てなど」 無礼だ!と誓が言いかけた瞬間。 コンコンコン 「誓?いる?」 「臣か?入れ」 ガチャンと部屋に入ってきたのは 「美桜!?」 美桜そっくりな女の人。 "瓜二つ"という言葉がぴったりなくらい。 「あら、誓が2人!」 「ふざけるな。俺じゃない」 「とか言って、結構気にいってるんでしょ??」 「誰がこいつなんか!!」 えぇと...。 俺、置いてけぼり? 2人のペースについていけないんだけど...。 「とにかく、あなた名前は?」 「森島茜だけど」 「私は神宮臣。 残念ながら美桜さんじゃないの。でも、よろしくね」 「こちらこそよろしく。」 一通り挨拶をすませると、誓が刀をしまい話し出した。 「茜、貴様はどこから来た?」 「えっと....簡単に言うと未来からって事になる」 「未来!?素敵じゃない!」 「じゃあ俺も聞くけど、今の年号はなんだ?」 「大正だが?」 大正ってまだ生まれてねぇよ...。 はぁ、とため息をつく。
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