three love

12/15
64人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
「あ、あぅっ、ゃ……」 不意に佳乃が顔を上げて動きを止めた。佳乃は弘樹の快楽に染まる表情を見て、口を開いた。 「いつも思うんだけど……交代ごうたいにする必要ってあるの?」 「は? 何言ってんだ?」 理解不能な言葉を佳乃が言うと、怪訝そうに拓人が動きを止め佳乃に言った。 「だって、一緒の方が気持ちいいし、楽しいよね? 『三人で』って言うなら寧ろ一辺にするのが正解じゃない?」 「ああ、なるほど。でもそれ弘樹辛くないか?」 「何事もチャレンジだよ」 未だに弘樹の中には拓人のが入れられている。動きを止めただけで常に奥に当てられている弘樹は放心状態にあった。 その為、拓人と佳乃の会話は全く耳に入っていなかった。 「弘樹」 そこで、佳乃の声にようやく弘樹は意識を向ける。 「は、は、っぁ……な、に?」 「今日は新しいことしよっか」 「あた、りゃ、し?」 涙目になり快楽に耐える弘樹は呂律が回らない。そんな弘樹を見た二人は行動に出た。 拓人は弘樹を抱きしめベッドの中央へ移動し、佳乃は弘樹の前に来ると、弘樹の片足を上げた。 「え……っ」 「よいしょっと」 「あ、嘘っ……佳乃! 駄目駄目駄目っ! 二本も、無理っ」 「んっ、ゆっくりするね」 「ひゃあっ」 三人の行為は深夜まで続いた。次の日も学校はあるというのに。 「はっ、やべぇっ」 「凄い、絞まる」 「やああああああっ! あん、ひぅ、ンアアアッ!!」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!