three love

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可愛らしい女子は弘樹に抱きついて、体に擦りをする。やがて、弘樹の腕に女子が自分の腕を絡ませると、目前にいる女子に向かい合った。 「だ~れ~?」 「あ、あなたこそ誰よ!」 「私は、ヒロくんの彼女だよ~!」 「そ、そんなっ!」 とうとう溜まっていた涙が落ちて、告白してきた女子は泣きながらその場を去った。 弘樹の腕に抱きついている女子は下から弘樹を見上げた。上目使いになっているのは、本人が故意にしているのだと弘樹は理解している。 「助かったでしょー?」 「うん、しつこかったから。てか、その格好何?」 「似合うでしょー!」 「似合い過ぎ。全く違和感ないよ、佳乃」 そう弘樹が、呆れ半分驚愕半分で言うと、女子の制服を着ている佳乃は、ふふふと笑う。 「拓人はどうしたの?」 「部活の助っ人でいないよー。だからさ……」 佳乃は再び上目使いをして言った。それは、先程とは比べものならないくらいの妖艷な表情だ。 間を空けて佳乃は続けた。 「僕と楽しいことしよっか」 佳乃は弘樹の唇に自分の唇を重ねた。それはどんどんレベルアップしていき、お互いが舌を絡ませ合う。
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