プロローグ

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そう、実際拍子抜けだった。 けれど何故か心臓が強く音を立てていた。 息苦しいぐらいの鼓動の強さ。 どうしてこんなにドキドキするんだろう? クラリと目眩を感じて、額を押さえると、 「お姉ちゃん、大丈夫?」 と異変に気付き顔を覗き込んで来た雄太に慌てて「大丈夫」と笑みを返した。
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