第一章 ナイルの川岸で
4/71
読書設定
目次
前へ
/
560ページ
次へ
そんなイシスの耳に、カンカンと鉄を打ちつける音が終始届いていた。 この音は町のお祭り騒ぎではなく、裏の作業場で父が鉄を打ちつける音だった。 鍛冶屋の音。鉄がはぜる音。 イシスはこの音が好きだった。 炎にくべられた熱い鉄を打ち、いつしか美しい剣へと変化していく工程を見るのも好きだった。
/
560ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5035人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
13,302(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!