第一章 ナイルの川岸で

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そのままクフはメンフィスが見渡せるバルコニーに出て、賑やかな町の様子を眺めた。 兄上がいなくなって二年、か。 ああ……兄上が帰って来るんだ。 クフは、ネフェルの姿を思い浮かべ柔らかく微笑んだ。
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