ながらスマホ、ダメ絶対

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なんつーか、不運ってさ、避けようが無いと思うんだよね。 俺のせいじゃない、絶対違う。 俺は駅のホームを歩いてただけ。 いっつも乗ってるから、六号車が一番良いってのを知っていたんだ。 そんで、黄色のなんかよく分からん敷物付近をイヤホンシャカシャカ鳴らしながら歩いてただけ。 そしたらさ、前から明らか野球部の奴が歩いて来たのよ。 ユニフォーム着て、帽子被ってる奴。駅のホームなのに。 そいつの名前はとりあえずパワプロ君にしておこう。 そのパワプロ君は、何かスマホをしゃっしゃっいじってたのね。 なんかパズル動かしてドラゴン倒しそうなゲームをやっていたみたいなんだよ。 危ないなー怖いなーなんて思ってたんだけど、気にせず横を通った。 けどな、事件は俺の真横にパワプロ君が来た瞬間に起こったんだ。 パワプロ君「いち、にぃ、さん、しぃ……10コンボぉぉぉ!」 ドン☆ 主人公「……えっ?」 急にテンションが上がったそいつに突き飛ばされて、俺は線路に落ちたんですよ。 電車はまだ来ない。 けどさ、駅のホームってそこそこ高いじゃん? 俺は頭から落ちて、かったい線路に脳天ゴチーンしちゃったの。 そしたらほら、死ぬじゃん? そう、そうなんだ。 ――俺は死んだ。 死因、ながらスマホ(相手の)
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