夏の終わりに

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 呆然と自分を見つめる私に  トオルは気楽そうな  笑みを返した。 「どうしたの、ナツキ。  もともとおかしな顔なのに  さらにおかしな表情浮かべて。  笑っちゃうじゃないか」 「悪かったわね、ヘンな顔で」 「嫌だな、  変だなんて言ってないだろ。  被害妄想も大概にしないと  人格を疑われちゃうよ?」  この口の悪さはトオルだ。 .
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