夏の終わりに

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 やはり彼は  本物のトオルなのだろうか?  だとしたら  死んだはずの人間が  私の隣に座っている  ということになる。  まさか、トオルは生きていた?  いや、それこそありえない。  彼の葬式には私も参列したし  遺体も確認している。  では  これは一体  なんの冗談だというのか……  ふと。  私はあることに思い至った。 .
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