第一章 月夜

1/15
19人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ

第一章 月夜

秋の冷たい風が、静かに肌をさし、秋の虫が鳴る朱雀大路を浅野光昌(あさの みつまさ)が真剣な面持ちで進む。 都の天には、ぼんやりと大きな月が浮かび、おかげで松明を持たずとも進むことができた。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!