第1章

1/2
前へ
/2ページ
次へ

第1章

珍しい。 最初に浮かんだ言葉はそれだった。 血のように赤く、それでいて水のように澄んだ瞳と、銀糸のような銀髪を持った少女。 瞳と同じ赤いドレスのようなワンピースを身につけた彼女は、見るからに裕福な家庭で育ったであろうことがわかった。 瞳や髪色、そして服装もあいまって、まるで人形のような彼女をその日に見つけた。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加