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バストンはそう思ったが、女と言う生き物は化けるのがうまい事を知っている。
「帰ろうぜ、バストン」
「ああ」
二人はあきらめて帰った。
客間に戻り、たいくつしていた。
そこに、女の人から手紙が届いた。
『フルールより 占いに興味のある男の方へ』
と書いてあった。
「フルール?」
「あの貴族の女の人じゃないか?」
そう思い開けると。
『占い師の巫女ディアデム・メーディ』の写真が入っていた。
白いベールをかぶり、白いドレスを着た金髪の髪の長い美女だ。目は優しげでおとなしそうだ。
『この方が、そう占い師の巫女です。
一番偉い方なのです。
占い方ですが、水の中に巫女の鏡を置き水に映る未来を見ることが出来、女の人の悩みと、国の未来を占うのが、この方の役目です』
(ディアデム・メーディ)
そう名前を呼んだ。
「この女の子は、かわいいな、巫女っていうからおばあさんかと思っていたが、この美女か、男子禁制にもなるな」
「誰かに似てないか?」
「?」
バストンが写真をながめ、不思議に思っているようだ。
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