ディアデム

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 占い場の巫女達とディアデムは話し合っていた。 「ディアデム様、お疲れですか? 珍しい」 「あ、あの、私、恋をしてしまったんです」 「はあ?」 「その人の前では、かわいい私では、いられなくなってしまうの」 「それは、ディアデム様、初恋ですね」 「キャー、どうしよう」  こうなるとディアデムも普通の女の子。 「ブレーズ様、絶対落として見せるわ!」  ディアデムは、力を失いたくないのも本音。  夜、会った時に雷に打たれたように、好きになってしまったらしい。 ブレーズ様。絶対に落として見せますわ。
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