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それからしばらくディアデムはバストンに会いに来なくなった。
(どうしたのだろうか?)
バストンが悩んでいるとブレーズが。
「バストン元気か?」
「ああ」
「元気なさそうだな? ディアデムとか言う女のせいか?」
「たぶん」
(彼女はどうしているだろうか?)
そう考えてしまう。
「あの女、うるさいものな」
「……そうかな?」
「バストン?」
(もしかして、また占いで倒れて、そのまま……)
――死ぬ。
一瞬そんなことが頭をよぎる。
(ディアデムは何も悪くないのに……)
「バストン?」
「ちょっと用事が」
そう言い占い場に行った。
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