仮面舞踏会

2/18
前へ
/131ページ
次へ
   それからしばらくディアデムはバストンに会いに来なくなった。 (どうしたのだろうか?)  バストンが悩んでいるとブレーズが。 「バストン元気か?」 「ああ」 「元気なさそうだな? ディアデムとか言う女のせいか?」 「たぶん」 (彼女はどうしているだろうか?)  そう考えてしまう。 「あの女、うるさいものな」 「……そうかな?」 「バストン?」 (もしかして、また占いで倒れて、そのまま……)  ――死ぬ。  一瞬そんなことが頭をよぎる。 (ディアデムは何も悪くないのに……) 「バストン?」 「ちょっと用事が」  そう言い占い場に行った。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!

43人が本棚に入れています
本棚に追加