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道中街があったため。
「さすがに飯にしようぜ、バストン」
「そうだな」
聖杯の国に入り、あまり来たことのない外国に興奮していた。
広場では、踊り子の女の子が、とても露出度の高い服で踊っている。
(きれいだ)
バストンは純粋にそう思った。
ブレーズは、鼻の下を伸ばし。
「外国の女は、美人だな」
なんて言っていたが、美人なのは認める。
広場で一番目立つ噴水の水が急に飛び出し、みんな盛り上がる。
「さすが、聖杯の国、水の国なだけあるな」
ブレーズは興奮して止まらない。
バストンも、本当は騒ぎたかった。
(俺は王子だぞ!)
とプライドが許さなかった。
その日の宿は、小さい宿で、ベッドも小さく感じた。
特に大男のブレーズは寝ずらいと文句を言っていた。
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