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「あんたよくも加奈を!!」
結依はまた平手をしようとしている
コイツ..
平手しか頭にないのかよ...
バシッ
ボコッ
「ッ!!」
あたしは平手打ちを軽々受け止めて
ついでに結依のお腹を蹴飛ばす
結依は腹を押さえて膝をつく
これくらいで
痛いんだったら
ケンカの世界やっていけないのに...
「結依っ‥!」
加奈は結依に寄り添った
なんなの?
こいつら...
ケンカに友情なんて必要ないじゃない
そんな寄り添って..
バカみたい。
「じゃああたしは帰るから」
あたしは彼女等に
そう言って
この場をあとにした
友情?
愛情?
なにそれ?
わかんない...
別になくてもよくない?
そう思うのは
あたしだけなんだろうか──
──相川羅衣(アイカワライ)
人なんて信じられない
それがモット-
ケンカなんて売られたら買うし
自分からはめんどいから
売らない
それがあたし───
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