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「羅衣!!どうしたのそのあざ!」
翌日
友達が私の腕の
アザを見て
心配そうに寄り添った
友達っていっても
なんだかんだと
話してたら
そんなかんじになっただけだけど
簡単に言うと
友達かどうかなんて
わかんない
「喧嘩した...」
心配してくれてる彼女に
目もくれず
あたしは答えた
「そう...。」
彼女は心配そうに呟く
あたしからしたら
なんでそんな顔するのか
不思議でたまらない
まぁ
わたしからみたら
不思議な女
それが
──雪村早智(ユキムラサチ)
いつもあたしの心配をしたりする
友達なのかよくわからないが
嫌いではない
不思議な女──
ガラガラッ
いきなり
ドアが開いた
どうやら
男の子が部屋に入ってきたようだ
そして
あたしのほうに
歩みよってくる
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