第1章

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百面相を終えたのか、またムカつくニコニコ顔に戻った。 「メリットがない?」 「そうですね。アナタは私の授業受け持ってないし、何より気に入らないから仲良くしてもデメリットでしかない」 「ほんと、そういうハッキリしたとこも男前だね…」 コップに刺さったストローをくるくるしながら窓の外を眺めた。 あー、バスケしたい。 「にーしーのーみーや!」 「…何ですか」 「そんなに興味ないんだね、分かったよ」 ニコニコ。 え、なに。 「俺と取り引きしない?」
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