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時刻は7時を差していた。
練習後の自主練も私の日常。
「おっ帰るか!」
「ハチいたの」
「当たり前!つかいつも一緒じゃんかっ」
携帯を探してエナメルバッグに手を入れるが、それらしき感触がない。
…はぁ、面倒臭い。
「ハチ、部室いて。携帯とってくる。ついてこないで、そこいて」
「はいっす!」
たぶん机にあるはず。
不気味なくらい真っ暗な校舎は恐怖の対象ではない。
1年は3階なので、練習兼ねて階段を駆けのぼった。
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