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長瀬が珈琲の香りを楽しんでいる間に
奥のキッチンからモーニングの皿を手に出てくる者が居た。
「長瀬さん、おはようございます。お待ちどうさま、モーニングセットです」
「あ、穂のかさんおはよう~」
「はい、どうぞ」
お皿には焼きたての厚切りトーストにトロトロのスクランブルエッグ。
小ぶりのガラスボールにはみずみずしいサラダを長瀬の前に置く。
「わぁ~美味しそう!いただきます!」
早速、焼きたての厚切りトーストにかじりつく長瀬。
「ごゆっくりね」
と、穂のかはにこやかに微笑みながら厨房へと戻ってい行った。
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