第一章

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      トキメキをはぐらかすように俺は喋り続けた。     「俺は孝弘(タカヒロ)っていうんだ。君は…」   (ピリリリリリリ)   「あっ、もう行かないと💦」       俺の言葉を遮り、彼女は名前も言わずに走りさってしまった。その後ろ姿をただ呆然と眺めていた。           それが彼女との出会いだった。              
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