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鍋の火を見てみると弱火にしていたみたいで、特に心配は無さそうだった
肝心な所は抜けていないところが母様らしい
真奈「おなか減ったでしょ?母様頑張ったんだから♪」
フンスと鼻息と荒くして胸を張る母様、相変わらず母親に見えなくて困る
確かにお腹はペコペコだがなぜこうも母様はタイミングがいいのやら
キッチンで手をしっかりと洗って盛り付けとテーブルに並べるのを手伝っていく
肉じゃがに野菜サラダ、ナポリタンに冷奴
何故ナポリタンがあるのか聞いてみたら、作ってる途中で食べたくなったらしい
事前に冷まされている肉じゃがをクロの近くに置いて、僕と母様も席に付いた
優「いただきます」
真奈「いただきま~す♪」
クロ「では、いただくとしよう」
僕に、母様、器用にクロまで手を合わせて晩御飯にありつく
肉じゃがはほくほくとしていて実に柔らかい味わいでとても美味しい
自分も得意料理だが中々いい味が出せない、やはり母の味に追いつくには精進あるのみという事だ
真奈「それで、ど~お?ユウちゃんの特訓の成果は」
クロ「まだまだだが、まあどうにかなるだろう」
う…やっぱりまだまだか、まあ昨日今日で熟練者というのも無理という話だ
実戦もまだ最初の一体だけ、それもクロによれば雑魚中の雑魚らしいし
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