魔法少女としての日常の始まり

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十月--_ そろそろ肌寒くなってきた今日この頃 あの連休のうちに聞きたい事は色々あったのだが 結局の所、あの後僕の知りたい情報はあんまり聞けず、母様曰く 「いずれ話すわ♪」とのことらしい気になる事のほとんどが聞けてないのにいずれもあるだろうか 奏「いってきま~す!」 真奈「は~い、いってらっしゃ~い♪」 母様に見送られ、急いで家を出る僕 …せっかくなので一言言いたい、寒くなっていくこの時期 布団や毛布のあのぬくぬく感は反則級だと思うんだ、別に寝過ごしそうになった訳ではない 珍しい薄いブラウン色のロングヘアをたなびかせていつもの道を走る僕 余談であるが連休中に何回か髪を切ってみたのだがどうあがいても次の日には元通りになるので 泣く泣く妥協してこのままで置いておく事になった 丈「…!、おーっす、奏」 いつもの角を曲がると待っていたらしい丈君が並走してきた 奏「おはようございますっ、丈君」 なんというか丈君は毎回こうなのである雨の日だろうが風が強かろうが …こうして僕が遅刻しそうな時間に出てこようが一緒に登校してくれるのである なんというか、嬉しいのだがどことなく申し訳ない感じもある
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