僕の物語の全ての始まり

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家から出発してすぐさま全力疾走を開始する 携帯電話の時刻を確認すると、時刻は8時15分 HRが大体8時半過ぎなので急がないと遅刻になってしまう ?「おーっす優」 街角の塀に立っていた男子生徒が全力疾走に合わせて一緒に走ってくる 優「おはよっ、丈君」 走りながら挨拶を交わして一緒に学校に向かう この前髪鬱陶しくないのだろうかという感じの黒髪の男子生徒は 鷹目 丈(たかめ じょう)新聞部と写真部を一緒に入って活動している いわいる僕の友達でもあり、クラスメイトでもある 優「というか別に待ってなくても良いのに、先に行ってたって構わないんですよ?」 丈「ふっ…気にするな…」 走りながらそう言うと丈君は前髪をさっとかきあげながら 丈「この俺が可愛い優との必須イベントを見逃すとごはぁっ!?」 かっこいい事をいったかと思えば余計な事も口走ったので脇腹にグーパンを叩き込んでおく 丈「ゆ…優、流石に走ってる最中にボディブローはどうかと思うぞ…」 呻きながらもしっかりと並走してくる辺りどうかと思うが突っ込まないでおいとく 優「余計な事を言うからそうなるんです、僕は何回も言いますけどオトコノコなんですから!」 認めたくはないが僕の容姿は母とほぼ瓜二つなほど似ていて 違いとしてあるのは髪の長さで僕は肩に届くか届かないかのミディアムショート 母は背中に届くくらいの軽いウェーブロング 一番の違いは瓜二つに近い容姿なのに性別が違うという事だろう
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