序章 

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ムートがリビングに行くと、仲間であるヴァイスが眠そうな顔で座り、ぼーっと前を見据えていた。 奥のキッチンでは、幼なじみで仲間の1人であるフーヌンが朝ご飯を作っていた。 2人と挨拶を交わし、ムートも自分の席に座った。 しばらくすると、もう1人の仲間、そして、ムートとフーヌンの幼なじみであるマハトが日課のジョギングを終え、帰って来た。 皆が揃ったところで朝ご飯を食べ始める。 ムートがさっき、目に止まった依頼について話し出す。 「今日さぁ、依頼書がとどいたんだけどさ」 「内容は、なんなの?」 「イネムリドラゴンの生体調査なんだけど、正確な場所とか細かいところは書いてない。ただ東のほうにいると書いてあるな」 「いくらなんでもアバウトすぎるだろ 」 「うん。それは、俺も思った」 マハトとツッコミがかぶってしまったムートは、思考回路が同じだと笑っている。
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