夢の中の話でも

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「あーっ…」 突き刺さるように甲高い声を上げたとたん、私の意識は飛んだ。夢の中の話でも、私はついにいってしまったのだろうか? 鼓膜の向こう側で音が聞こえる。 しゃんしゃんしゃんしゃんしゃんしゃんしゃんしゃん…。 何だろう? 朦朧とする意識の中思い切ったように薄目を開ける。 少しづつ、少しづつ視界が開けていく。それと同時に意識もはっきりしてきた。 「こっ、ここは…」
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