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会計を済ましキョロキョロしていると
｢何、気ぃ使ってんだよ｣
雄大がやってきた。
2人でエレベーターを待つ。
昨日の事を思い出しながら何だか懐かしい気持ちになった。
｢彼女、雄大さんがお気に入りみたいですね。｣
｢あっ？めんどくせーな。｣
頭をかきながら呟いた。
｢私もあれくらい好きになれたらいいのになぁ…。｣
｢お前、うまくいってないのか？｣
｢彼は優しいです。
でも好きかって聞かれるとなんか違う感じがして。
未だに何も思い出せないし…。｣
雄大が何か言おうとするとエレベーターがやって来て2人とも無言で乗り込んだ。
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