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だいたい 胡散臭過ぎる青木君 どうしていきなり現れたんだろう。 しかも あんな武器を見せつけてまで 何をどうしたいのか。 彼はあたしに‘付き合おう’と言ったけど なんとなく、本心じゃない気がする。 だから うん、とは言わない。 だけど このままズルズルといくのもどうなんだろうと思う。 あたしの身体は自分が思うより 快楽に貪欲で 満足のいくセックスが出来ない相手と 何も見出だせない、と思うくらいにまで蝕まれていた。 たかだか高2で? そんなに? だけど 気持ちよくナイんだもん 薄っぺらい繋がりは どこも埋まらない気がしてならない。 そんな風に考えるようになってしまった 自分にただ、驚き そして 沈む。
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