~ 魔法について ~

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   ◆魔力の仕組み◆    【世界と魔法】  人が夢と想像で語られ続けていた『地球』とは文化も人種も、ましてや法則すら全く"違う"別の異世界の存在、そこではドラゴンやペガサスと言った空想の生物が現存し、独自の生態系を形成している。  そしてもう一つの違いで大きい事とは『魔法』が実在する事であろう。「魔法」とは『魔力』を使って生み出された『技術』の事で、科学的とは到底呼べず物理法則すら無視した、摩訶不思議な力の名称である。  『異世界アースランド』には、空気中に『マナ』という物質が多く含まれている。「マナ」は「魔法」の素材であり燃料だ。しかし、「魔法」を使用する際には「マナ」ではなく、「マナ」を変換し「魔力」にしなければならない。変換方法は種族によって大きく変わる。  人間のケースを上げると、人間は呼吸と共に空気中の「マナ」を体内へと取り込む。「マナ」は肺から血液へと流れ、血液は血管を通り体中を回り、そして心臓に集まり、「魔力」へと変換される。  簡単に言うと、水(マナ)を凍らせて、氷(魔力)にしている様な物で、時間と共に氷(魔力)溶けてしまう。溶けた「魔力」は「マナ」へと変わり体の外へ徐々に逃げてしまう。   【他種族の魔力補充方法(例】 ◆『獣人族(ビースト)』  魔力の補充方法は人間と大差ないが、ヒューマンと違い魔力への変換んが早く、少し休憩すればすぐに回復する事が出来る。 ◆『森守人(エルフ・ダークエルフ)』  エルフは種族として持つ属性の『風』(空気中)と『土』(大地)から魔力を補充する事ができ、更に微量だが生物からも触れただけで魔力を得る事が出来る特殊な種族である。 ◆『鬼人族(オーガ)』  主に血肉を喰らう種族で、食べた物を魔力に変換する。体内の魔力循環がとても速く、食べた物は即魔力へと変換される。 ◆『木人族(ウッドマン)』  ウッドマンは木と同じ肌と、巨人族の様に大きな体を持つ。魔力の補給方法は、大地と接した足を伝って大地から魔力を得る。 ◆『吸血族(ヴァンパイア)』  ヴァンパイアは物質から魔力を吸収出来ない。多種族の血液を吸う事によってのみ、魔力を補充する事が出来る。  ヴァンパイアは、主にヒューマンの血液を好み、獲物を引き寄せる為、ヒューマンによく似た姿をしている。
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