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殺風景な風景の毎日でも、つまらんて思ったこと無かったんはアイツがいたから。
それが今は……
見慣れたはずの車窓からの景色が寒々しい。
2両しかない車両。
隣、こんなに広かったけ?
こんな……静かやったけ?
何度も確認した携帯は何も鳴らん。
アイツからどころか、1つも鳴らん。
なんも無いやんか。
いつもあったもんが。
今、俺が1人でいるんは聖護の話を聞いてやらへんたから。
わざとじゃなかったとは言え、アイツの気持ちを否定するようなことしたから。
俺、どうしてたら良かったんや……
今日が何の日かなんてな、俺にはどうでもええんや。
お前がおってくれたら、それで良かったんやで……
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