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「えー、何それ！いいなぁ詩音！」
「遅かったのはそれでなんだ～。うちらにも紹介してよー。」
二人に追い付いた頃にはもうカフェが目と鼻の先で。
さっそく望くんと友達になったことを話すと、二人は羨ましそうに私を見た。
「でもさー、桐谷くんって転校してきて２週間なのに、すでに女の子３人付き合ったとか噂あるよね～！」
「え？そうなの？」
「うん。なんか、女遊び激しいらしいけど？」
恋歌の噂話に莉緒も頷く。
「そういう人には見えなかったんだけどなぁ。誠実そうだったよ。」
恋歌はイチゴパフェ、莉緒はチョコレートパフェ、私はマンゴーパフェを頬張る。
・・・女遊び・・・か。
「あの外見だし、そう思われても仕方ないんじゃない？」
莉緒の一言に「そうだと思う。」と頷いた。
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