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望と、キスをしてから2週間が経過した。
あれからは同窓会の作業も落ち着いたので、それこそ男女別に作業をしていたから、望と会うことはなくて。
それに少しほっとしながら過ごしていた。
・・・今さらだけど、あのとき感じた思いは一時の感情だったんじゃないかなって・・・思えるようになるほど、私の心は案外落ち着いていて。
莉緒が好きだった元カレと付き合うっていう・・・ほんのちょっとの嫉妬心。
大丈夫。
私は、婚約者が・・・航が好きな、ごく普通の女子大学生。
あのあと、航とも身体を重ねることは出来たんだから。
そんなある日のことだった。
「詩音の誕生日旅行の行き先・・・鎌倉にしないか?」
航から、いつかの旅行の話が出てきたのは。
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