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数十分後、大分水で濡れた望が居間にやってきたけれど、なんとかお風呂掃除は出来たよう。
作り終わったご飯を運んでいく。
白米にポテトサラダ、ワカメのお吸い物にハンバーグと適当に作った野菜炒め。
凉子さんが使っていたと思われる、プリンの手作りキッドを使ってデザートにプリンを。
飲みものは麦茶を持っていった。
「・・・詩音って料理出来たっけ。」
「・・・ここ３ヶ月で急激に成長しました。」
・・・航の、お陰で。
「あ、そっか。」
そう呟くとハンバーグをぱくっと一口。
「美味しいじゃん。」
望がそう呟いて、ほっとした。
「お肉ちゃんと寝かせてないから心配だったんだけど。」
「充分美味しい。」
そう言って簡単にご飯を平らげていった。
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