クリスマス☆番外編☆

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Side航 ー・・・緊張する。 詩音の家にお邪魔するのはこれが初めてだから。 両親が留守中なのがまた俺をドキドキさせていた。 「・・・ヤバ、我慢効かなくなりそうだわ・・・。」 あの、無理矢理な形で詩音を手に入れた春から、詩音には手を出していない。 キスぐらいはするけど。 でもそれくらいしかできなくて。 ・・・臆病なんだ。 詩音に嫌われてしまうのが、怖くて怖くてー・・・。 「・・・航?何してるのですか?」 玄関先で百面相していると母が不思議そうに俺を眺めていた。 「あ、そうだった。今日は詩音さんのお家にお邪魔するのでしたね。」 ふふふ、と面白そうに笑う母に恥ずかしくなり、行ってきます!と玄関の扉を開けた。
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